ドラマ「3年A組」の動画を1話から無料視聴できる配信サービスはどこ？

3年A組の見どころは現代社会に対してのメッセージ性の強さだと思います。SNSの普及によって簡単に他人に対して悪口を言えるようになってしまったこの時代に、３歩先しか見えていない高校生やSNSに執着をしている大人は「これくらいなら犯罪にはならないかな？」「ムカついたら悪口を書いて相手を傷つけたかった」という安易な気持ちでいじめや誹謗中傷をしてしまい、結果的に他人の命を奪うことになったり、取り返しのつかない事件に発展してしまうことがあります。高校生も大人という見方をされ、感情に身を任せて過ちを犯していい歳ではないのでもっと一つ一つの行動に責任を持たなくてはいけないということを全国の学生に対してのメッセージを送っているように感じました。
私が特に感動をしたシーンは最終回に菅田将暉さん演じる柊一颯先生が屋上に出てインターネット生放送で誹謗中傷をしている人たちに向かってメッセージを送るシーンです。「そのお前の自覚のない悪意が影山澪奈を殺したんだよ」というセリフとは思えないほどのリアルな表現、「悪に塗れたナイフで何度も何度も刺された」何度も何度もというこの繰り返しがすごく心に響く名シーンでした。
このドラマで伝えたかったメッセージが多くの人の心に響いて少しでもネット社会が平和になればいいのになと思いました。学校の授業に取り入れて欲しい内容でした。

冴えない美術教師の柊が学校の生徒たちを人質にして、立て篭もるというストーリーです。このドラマを見ていて柊を演じていた菅田将暉さんの魅力に気がついてしまいました。普段は温厚な柊先生が人質犯に変わった瞬間生徒たちを罵倒し始める姿は圧巻です。格闘技術も心得ているようで反抗する生徒をバッタバッタと薙ぎ倒す姿が、とても勇ましかったです。
物語が進むにつれて柊が悪意を持って監禁していたのでは、ないことがわかるので見ていてすごく興味を惹かれます。ちょっとしたミステリー要素も存在してクラスの一人が自殺した真相みたいなものも、この物語の大きな要素になっています。特に好きなシーンはやっぱり最終回の柊先生の生徒たちに向かっての演説ですね。ネットを介して国民たちに教師とは何かなど色々な持論を訴えていくのですが、その言葉が胸に刺さります。あのセリフ量を覚えきった菅田将暉さんには拍手を送りたいです。
そして、好きなキャラクターはやっぱり柊先生ですね。彼が事の発起人なんですが、やっぱり生徒のことを第一に考えている教師の中の教師だと思います。その気持ちに生徒たちも段々と心を開いていく展開が熱いです。この役を演じきった菅田将暉さんは最高の俳優です。

教師が生徒を人質に立てこもるというストーリーにどうなってしまうのかと初回から惹き込まれた作品でした。菅田将暉さん演じる教師・柊の意図が見えない行動に恐怖を感じ、反発する生徒たちに力でねじ伏せる姿に恐怖を強くさせました。柊の事件の根底にあるクラスメイトの自殺、そしてその死に人質となった生徒が関わっている展開に驚きを感じさせます。
しかし、本人たちは自覚がないために柊の言葉を認めようとしませんが、ネットという顔の見えないツールを使って何気なくつぶやいた言葉によって自殺へのきっかけとなっていることに気づかされ涙する姿は悲しみと共に柊がここまでしなければ気づけないという悲しみを強く感じさせました。「お前の言葉ひとつで、簡単に命を奪えるということを忘れるな」という柊の言葉は印象的で、ネットでの誹謗中傷が問題となる中で胸に刺さる言葉でした。
毎回命の授業と称して生徒に体当たりで命の大切さ、重さを教え説く姿は見どころであり、最終回で見られたネットに向かって思いをぶつけている姿は心震えました。視聴している人たちの心無いコメントが表示されることにリアルさを感じ、「誰か一人に届けばいい」という柊の言葉にネット問題の難しさを痛感させました。見る毎に受け取る自分の感情に変化を感じ、定期的に見ることで自分の戒めにもなる作品だと感じました。

常に次の展開が想像できない衝撃的な学園ミステリーになっていて、これまでに見たことがないようなストーリー設定に見る前から強い興味を惹かれました。そして、展開が予想できない上にテンポ感よくストーリーがどんどん進んでいくので、最終回まで一気に見てしまうほどでした。回を重ねるごとに謎と化された物事が次々に明かされていくのが面白かったです。
主役を演じた菅田将暉の存在感と実力派な演技力には、第一話から圧倒させられました。また、私はこの作品を通して永野芽郁の演技を初めて見たのですが、彼女は画面が眩しいくらいに可愛いだけではなく演技力も非常に高くて、以前よりももっと好きになりました。このドラマを全て見終えて、世界中でなくてはならないものとなってしまった「SNS」がいかに怖いものであるか、ということを学べたような気がします。
現代社会に生きる上で、誰もがSNSを利用せざるを得ない状況下にいるので、SNSの怖い部分をしっかりと理解して生きていかなければいけないなと教訓を得ました。特に学生のような若い人の間でのSNSの扱いには、彼ら本人だけではなく自分のような大人が注意して過ごしていかないといけない、と強く思います。

ドラマ「3年A組」は菅田将暉さんが主演のドラマですが、ほかにも様々な現在の人気若手俳優が出演していて、演技にも大注目の作品です。永野芽郁さんや、今田美桜さん、上白石萌音さん、神尾風珠さん、片寄涼太さん、森七菜さんなど、今大活躍の俳優さんたちばかりが出演しています。
このドラマの演技をきっかけに、特に森七菜さんは仕事が増えたように感じていて、演技がほかの演者の方より目を引くものがありました。出世作の1本といってもよいのではないでしょうか。また、このドラマは伏線に伏線が重ねられていて、誰が犯人なのかというのが話が進むうちに徐々に明らかになっていくストーリー展開なので、最後の話まで見るまでノンストップで見続けられる構成になっています。
さらに、現代社会問題となっているSNSやネットいじめを題材にしており、若い人はこのドラマをみて、気づかされること、考えさせられることがたくさんあるドラマになっていると思います。犯人が誰なのかというところも見どころの一つですが、なんで、菅田将暉演じる3年A組の担任の先生は、学校に生徒とともに立てこもるという事件を起こしたのか、その背景にも大注目ですし、最終回の熱い先生のメッセージは涙なしでは見られません。
SNS上でも菅田将暉さんの最終回の熱演が話題になっていました。非常に満足感のある社会派ドラマになっていますので、ぜひ多くの人に見ていただきたいと思います。